ドアも窓も閉めて、大音量で聴きながら、芋ツルの皮むきをした。
八百屋さんで「あ、芋ツルが出てる!」と思ったけど、細くてこりゃ皮むきは大変だと思いつつ、買ってしまった。
キース・ジャレットは、学生時代、高いチケット代を払って武道館にコンサートを聴きに行ったことがある。
ジャズピアニストとはこういう人を言うのだと思った。感動した。そして、早半世紀近く?を経て
芋ツルの皮をむきながら、聴いている。
おばあちゃんになったもんだ。芋ツルの皮むきは母の手元を見ながら、覚えた。
編み物も、母の側で見よう見まねで、長編みを覚えた。いつも母の側にくっついていた私だった。
キース・ジャレットを、急に聴きたくなったきっかけは、Eテレの特集を見たから。
昨日は編み物をしながら、キース・ジャレットを聴いた。
は~!!やっぱ、いいね。
構成・文:こが ようこ 絵:降矢 なな 「ねーずみ ねーずみ どーこ いきゃ?」より