本人は「ヤツ」と言ってるつもり。「○○するヤチュ」
3才児の言葉の獲得は、周りの人の言葉をまねることからと考えるならば、親だったり、保育園の先生が使っているということだろう。いっちょまえに「○○するやちゅだよ。うんそれそれ」てな具合に。
いっぱい、おはなししたい、だから、頭の中は高速で言葉を探している。言葉が見つからないときは、ママに、フォローしてもらいながら、「そうするヤチュだよ」
楽しいね、3才児。 弟として生まれて、ずっと弟の立場はかわらないわけだけど、見事にやんちゃで、お姉ちゃんに負けてなくて、ひょうきん。
でも、まだ、大人の言葉をそのまま信じる。「それは あめじゃなくておばあちゃんのお薬」っていったら、ほんとに信じて、これはおばあちゃんの「 お す く り だよね」って。心の中で「ごめーん」。 だって、ママが首を横にふるから、あげられないんだよ。飲み込んだら大変だもんね。
原案:みね よう 作:さいとう しのぶ 「あっちゃんあがつく たべものあいうえお」より