わずか、10分

6年生の朝読。わずか10分。何を届けようか。

『無難』なものではなく、何かを受け止めてほしいと思い、選んだ絵本は

マーガレット・H・メイソン 文 フロイド/クーパー 絵「おじいちゃんの手」

「どうだ、ジョーゼフ、わしの手は・・・」わしの手でお前に教えてやろう。靴紐の結び方も、ピアノも、トランプも、野球も。

しかし、むかし、わしができなかったこと。

それは、パン工場でパン生地をこねること・・・それは許されなかった。

1950年代から1960年代のころの話。

 

ありがたいことに、担任の先生が初めから最後まで、子どもたちと一緒に聞いてくださった。

そして、廊下で呼び止め、穏やかな顔で「深い話でしたね」と感想をいってくださった。クラスにいろんな背景を持つこどもがいるであろう、配慮すべき子どももいるであろうことを思っていると伝えた。

 

それぞれの心に一粒の種を落せただろうか。

一番前で聞いていた男の子の大きな目を忘れない。

光村教育図書「おじいちゃんの手」より

「ぎゃあー」最近、一番びっくりしたこと

お店に入ってきたときから微笑んでいた。

「○○○先生! ゆうこです。」

旧姓の名前で呼ばれて

「ぎゃあーーー」びっくり仰天とはこのことか。

 

まあまあまあ・・・・

小さな離島の小中学校に新採として赴任したころの生徒だった。

意外にも現在は近くに住んでいて、さらにびっくり。

島は同じ名字が多いので、生徒も島の人も下の名前で呼ぶ。○○くんや○○さんは?と近況を聞きながら、なつかしさでいっぱい。思い出が次々にあふれてきて、僻地の学校での日々は、ほんとうに豊かで濃い時間だった。

漁船(当時)で2時間半揺られて、荷物と一緒に島に渡り、赤い屋根の木造の新校舎に着くと、職員室の机の上に「校歌」の楽譜。

あー、明日の始業式で弾くんだ。やばいやばい。

宿舎に古いオルガンがあったので、それで練習をして、ハラハラしながら、当日の「校歌斉唱」。

小中併せて、20人あまりの生徒たちの声が、なんと高らかですてきだったことか!

 

ゆうこさんに耳元で「ところでいくつになったの?」

「あーそうだよね。11こぐらいしか年は離れてなかったんだよね。」あの頃は若かった。

偕成社「かぜは どこへいくの」

こんにちは 赤ちゃん

妊婦さんの時にお店に来られて、「赤ちゃんが生まれたら、また来ます。」

そして、赤ちゃんを連れて再び来店されると、とってもうれしい。

ほやほや赤ちゃん こんにちは!!

赤ちゃんって 周りの空気やひとの心を浄化してくれるような気がする。すごいね。

2ヶ月、3ヶ月の赤ちゃんのママは寝不足もあり、大変だと思いますが、どうぞ、時々、大きく息をはいて深呼吸。赤ちゃんとの生活に少しづつ慣れて来たら、「たねぽけっと」に遊びにきてくださいね。

童心社「いないいないばあ」より

「かめまんねん」

小学校の昼休みのおはなし会に行ってきた。

読んだ本は「かめまんねん」

「かめの おっちゃん、おきて、おきて」こねずみが早口でいいます。

「おっちゃんは 長生きやから 時間が いっぱい あるやろ。その時間を ぼくに ちょっとわけてほしいねん」

なんのことはない、あそびたいから、かわりに宿題やってくれ、とたのみごと。「ほな、たのむで」

かめはのっそり「かめへん」

それから、動物たちが 次から次にかめのところにやってきては頼み事をするのです。

そのくり返しの展開でこどもたちにも「かめへん」を唱和してもらいました。

そこに鶴がやってきて、鶴の一声で動物たちは反省をし、「かめさん、ごめんなさい」と自分たちの好物を差し出します。どんぐり、かつおぶし、にんじん、パイナップル・・・と。

子どもたちはこのあたりで「あっ!」『ニヤニヤ』 次のことばが「かめへん」と思いきや・・・

他に読んだ本は「だいぶつさまのうんどうかい」と「おおきなかぼちゃ」

文研出版「かめまんねん」より

かしわごはんの おにぎりひとつ

「あら、久しぶり!」 昨日も来たのに。

「おいしい~」かしわご飯のおにぎりをほおばる。

「かわいいねえ」ひ孫の動画を見て喜ぶ。

「きもちがいい」湯船に浸かって言う。

その言葉を聞きに母の元へ通う日々。

娘の顔はまだ忘れていない。

ブロンズ新社「天女銭湯」より

ドングリ、ごろごろ!

ドングリ、みっけ!!

綿津見神社の裏手にありました。どっさり。

木が大きくて、背の高さのところには葉っぱがないので、何の木か気がつきませんでした。

ああ、こんなにたくさんのドングリ、せっかくの木の実がなんだか勿体ない。

りすやクマや野ねずみたちがいたら、喜ぶだろうに。

ドングリは実はころころと自分では転がれない。土に潜ることもできない。

だから、リスが土の中に隠したり、カケスが遠くまで運ばない限り、発芽はしないらしい。

学研「どんぐりむらのぼうしやさん」

ピッピッ〇〇 ピッピッ〇〇

運動会の練習の笛の音が聞こえる。駆け足で入場かな?

春に運動会をする学校も多いけど、近くの小学校は秋にある。運動会といえば、お弁当に栗や柿や梨など、秋のくだものも欠かせない。そんなに食べられるものじゃないけれど・・・

 

教職という仕事柄、運動会が重なってしまうと、我が子の運動会を見に行けないということが出てくる。娘が6年生の時もそうだった。小学校最後だから、見に行ってあげたいし、娘にも申し訳なくて・・・・

 

そんな時、担任の先生から、学年練習を見に来ていいですよ。と有り難い配慮があり、本番の数日前に時間休をとって、小学校の運動場にかけつけた。集団演技とダンスの通し練習を披露してもらった。

 

そればかりでなく、娘の場所を「ここ、ここ」指さしてくれる。一人だけの贅沢な保護者参観だった。ほんとうに忘れられない運動会になった。

 

数年後、その先生は病気療養ののち、在職中に亡くなられた。ほんとうに残念でならない。

理論社「やまんばあさんの大運動会」より

確かな 足跡!!

きれいに土を均(なら)した畑の上を、ちょんちょんと足跡をつけてゆく者あり。

何グラムあるだろう?

さらさらふわふわの土の上に みごとな足跡をつけていく、それは鳩。

「僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。」まさしく!!

高村光太郎の『道程』のように、考える必要もないけれど、あの軽い鳩の重さでさえ、しっかりした足跡を残していくんだと、ちょっと感動した。

過去より短い未来に、さて、どんな足跡を残していけるだろう。

鳩の足跡の側に咲くオシロイバナ

「おーい、うさぎ、おまえがくるとおもって、おいも やいといたよ」

このページで、1,2年生の子どもたちから、「え?」「あ・・」と小さな声がもれる。

 

うさぎはおつきさまとの約束で、大嫌いなたぬきに、1ヶ月だけ親切にするのです。

そうとは知らないたぬきは、「うさぎはいいやつだったんだ」と思うようになります。

 

ひとつきたって、おつきさまが言います。

「さあ やくそくだよ。たぬきを やっつけてあげよう。ぽかぽか なぐって、こぶだらけにするか。ぺちゃんこの おせんべにするか。それとも どこか とおくへ ぶっとばそうか!」

 

泣きながら、うさぎは「やめてくださーい」。

先日の小学校の昼休みのおはなし会で読んだ絵本「となりのたぬき」(せなけいこ作)

『中秋の名月』の日でもあったので、おつきさまが出てくる絵本を読みました。

 

他に「まほうのコップ」「おおぐいひょうたん」

すずき出版「となりのたぬき」より

雨上がりに白い水たまり

竹富島観光は台風の影響で雨が降ったりやんだり。

水たまりがあっちこっちにできているのだけど、あれれ?牛乳をうすめたような白い水たまり!

珊瑚礁でできている島だからかな? 雨の日でも足下が明るい。

働くのがイヤな水牛レキオくんは立ち止まり立ち止まり・・・でも、道はしっかり覚えていて、大きなおしりをふりふり、曲がり角も上手に水牛車を回してくれる。

レキオとは『琉球』の意味らしいけど、北海道生まれの男の子(牛)だった。