もう、帰ろうかと思って。

これは93歳になる母の口癖だ。

介護老人ホームに入居してもうすぐ1年になる。

スタッフの皆さんに優しくしてもらい、おいしいご飯も3食、欠かすことなく食べることができ、安心安全な場所なのだけれど、やはり自分の家ではないことは確かで・・・。

帰りたい場所が、母が子どもの頃に過ごした家で、入居前の実家ではないことが、さらに哀しい。

 

先日、施設で夏祭りがあった。はりきって参加したのはよかったが、ボウリング(ビーチボール)をしていて、バランスをこわして、転んでしまったらしい。幸いけががなくてよかった。その後も、たこ焼きを食べたりできましたとの報告あり。

また、昨日はネイルをほどこした、両手をみせてくれた。手はしわしわだけど、爪の格好はワタシよりよくて、ゴージャス!! 「よかねぇ。似合うとるよ。」 ハンドマッサージ込みで1500円也。ささやかな楽しみを施設は用意してくれている。有り難いことだ。

でも。やっぱり、口癖は「もう、帰ろうかと思って・・・」

徳間書店「エマおばあちゃん」より

おっと、足もとに。

足下ばかりを見てあるいているわけではないが、道路でこんなものを見つけるとちょっと愉快。

消防自動車!! 長男が言葉を覚え始めたころ、絵本を見て消防車は「ぼうぼうしゃ」と言っていた。燃やしてどうする!と心で突っ込みながら、「しょうぼうしゃね」。パトカーやきゅうきゅうしゃは幼児でも比較的発音としてはいいやすい。どれも、働く車としてはかっこいいのだ。でも、実際にはあまりお世話にはなりたくない。

この消火栓のフタも点検以外に開けられることがありませんように。

 

スマホはなにかと・・

遠方の孫からのLineのビデオ通話は、有り難い文明の利器だ。お喋りが上手になった2才児は会話になっていてなんと楽しいことか! 年子の1才児は動いているだけで嬉しい。写真や動画はひいおばあちゃんもとっても喜ぶ。孫やひ孫の成長は元気をもらえるのだ。

でも、親も子どももメディア機器接触時間のコントロールは大事!

特に、小さな子どもたちがスマホのアプリにどっぷり浸かっていたり、親がスマホに夢中になっていたりする姿は赤ちゃんの安全への気配りに不安を覚えることがあります。街中でも時々みかけます。スマホやタブレットは上手に使いたいものですね。

サザエでございまぁ~す

昨日、対馬のお土産でサザエをたくさんいただいた。

台風が来る前に「それっ!!」とBBQもどきの準備をして、大急ぎでサザエをメインに・・・

お醤油をちょろっと垂らして、婿殿がこるりんとフタをはずしてくれて、「うんまっ!」

おくら、なす、えりんぎ、と野菜もうまい。海の幸、山の幸を堪能しました。

 

娘が小学校の頃、国語の教科書(3年下)に「あなたはだれ」という教材があり、サザエさんの相関図がついていた。「わたしたちは、いつでも、同時に、たくさんの人とのさまざまなつながりの中で生活しています。そして、そのときどきに、人のよび方、よばれ方もかわるのです。」と結ばれています。

わたしはおかあさんであり、おばあちゃんであり、むかしは先生とよばれていた。今は『やすこさん』と呼ばれるのがうれしい。

「うん?うん?わーっ」で便せん5枚

先月、KBCラジオの「PAO~N」で声の出演をした後、すぐ、小倉に住む友だちが手紙をくれた。

偶然、車の中のラジオで聴いたそうで、「うん?うん?わーっ」となったらしい。

便せん5枚の手紙は学生時代の想い出も。いろいろ、いろいろあったよね。

しばらくして、お返事を書いて、2通目のお手紙をもらって・・・我々の世代は『お手紙文化』がまだきっちりあるのですよ。なにより、手書きの文字は切ないくらい尊い。

ちょっとしたことだけど、実は切手を選ぶのも楽しい。

光村教育図書「まっていたてがみ」より

こちらにお住まいでしたっけ?

和白干潟では、(ワタシでも知っている)絶滅危惧種のクロツラヘラサギが有名。みやこどりやコメツキガニもかわいい。でも、え~っと、カブトガニもいたっけ?

今日、砂浜にいたカブトガニは、もうお亡くなりになっている様子。今津の干潟ではたくさん見たことがあるけど、和白にもいたんだな。仲間はいなかったけど・・・

防波堤でフナムシがいっぱいちょろちょろしていた。フナムシのことを小呂島のまりちゃん(当時小学1年生)は『あもめ』と言っていた気がする。ちょっと遠い日を思い出した。

 

耳で聴くというより、身体に染みていく感じ・・・

「大人のおはなし会」も昨日で7回目。はじめて『語り』(ストーリーテリング)の方に来ていただきました。「天人女房」と筑後の方言による「カッパ石」

温かく語られることばは、耳で聴くというより、身体に染みていく感じです。だから、空間が必要なのでしょう。ことばは伝わる。ということを改めて実感しました。

絵本は今日の日に向けて、「へいわってすてきだね」「せかいでいちばんつよい国」そして「みんなのこもりうた」

「時代はことばをないがしろにしている。あなたは言葉を信じていますか。」

長田弘さんの絵本「最初の質問」の最後のページに書かれている2行です。信じているから、私は自分のできることとして絵本屋をしています。

光村教育図書「せかいでいちばんつよい国」より

ママさんたちに支えられて

絵本とリトミックの会を行いました。

今回、今までと大きく違うところは、ママさんたち自身がパネルシアターやリトミックのリードをしてくださったことです。親が子どもたちと一緒に楽しむ姿は、初めて参加された親子さんにも刺激的だったと思います。パパさんの協力もありました。ほんとに感謝です。

手遊びの後のプログラムは次のとおりです。

大型絵本は「だるまさんの」「だるまさんと」

パネルシアターは「ねこのお医者さん」「とんでったバナナ」

リトミックは「おはようおはよう」「糸車」「さんぽ」「おうま」「ぞうさん」「とんぼ」そして「うみ」(布遊び)