「たね あります」たねやさんじゃないけど。

白い小さな花のあと、プーッと若草色の小さな風船ができる。それが、「ふうせかずら」。そして、それが茶色に変わったら、中に種が3つ入っている。プランターに、たった、5,6粒蒔いた種から、100個以上の種がとれた。ほおづきのような、小さな風船の実もかわいいけれど、黒い小さな種にはなんと、白いハートマークが!!

幸せのおすそわけをします。「ふうせんかずら」の種をもらいにきてくださいな。

おかあさんのいのり

ことりのこえから はじまるあさを

かあさんがつくる あさのしょくじを

うばわないで! こどもたちから

 

まどべで月みる しずかなよるを

かあさんといのる よるのいのりを

うばわないで! こどもたちから

せかいじゅうの こどもたちから

 

武鹿悦子「おかあさんのいのり」より

 

広島や長崎に住んでいなくても、この時を共有しなければ、ならない。

無関心や無知であってはならない。

 

子をもって、なお痛切に思うこと。

これから生きてゆく、子どもたちにとって、

世界は、平和でなければ、ならないと

岩崎書店「おかあさんのいのり」

さく:武鹿悦子、え:江頭路子

言葉の周辺

文字をまだ読めない幼い子どもが、絵本をみながら、物語を想像して、おはなしを作り、おしゃべりをしている(4歳)

お散歩している犬をみて、「ワンワン」と初めて発語する。(1歳)

オノマトペだけでかかれている絵本の絵を見て、次々に知っている言葉で発音してみる。(2歳)

自分の考えを文字にして伝えることができる。(7歳)

 

幼いこどもたちと同じとき、同じ空間を過ごしていると、思いがけない発見や感動があり、楽しい。

言葉を獲得し、会話が成立し、文字に残すことができるって、すごいことだと、改めて思う。

納得したり、面白がったり、こどもの知識欲は際限がない。

 

わが身をふりかえると・・・新しいことは覚えられないし、ちょっと前のことも思い出せなかったりする。せめて、今日の日のできごとや、思ったこと記録に残していこう。

ぼんやり過ごしちゃいけない。

 

「翻訳できない世界のことば」という本の中に、日本語では「WABISABI」のほかにも

「BOKETTO」や「KOMOREBI」がある。「へぇー、そうなんだぁ・・・」

創元社「翻訳できない世界のことば」より

いつのまにか

おっと、いつの間にか、オリンピックも始まってしまった。

テレビで、顔をよく見る選手も、初めて見る選手も。コロナ禍の中、この驚異的な暑さの中、すごいなあ。でも、自分の国で行われている感じがしない。

 

日本には春や秋という素敵な季節があるのに、その季節を選ばない事情もいろいろあるらしいけど、残念なことだ。外国から、たいへんな思いをして来日し、さらに大変な思いで過ごしている選手の方々、どうぞ、日本を嫌いにならないでね。

「おもてなし」なんて・・・気持ちに嘘はないだろうけど、たくさんのボランティア希望者も思いが果たせないし、食品の廃棄物も相当な量らしい。やっぱり残念なことだ。

バイ インターナショナル「こっきえほん」より

夏の絵本といえば・・

今年は梅雨明けが早く、その分、夏本番が早く来た感じだ。

夏の絵本を買いに来た、CHINAちゃん。いつもはパパと一緒だけど、今日はおじいちゃん、おばあちゃんと一緒だ。

CHINAちゃんの目に最初に入ったのが「おばけのきもだめし」

そりゃあ、夏らしいけれど・・・。そらまめくんシリーズや、くすのきだんちシリーズもすすめてみたけど、ぶれない4歳児は、最初から迷ってなかったね。内田麟太郎さんと山本孝さんのおばけは楽しくて、こわくないもんね。NHKの『おかあさんといっしょ』の「ようかいしりとり」の歌を知っているから、ろくろっくびもお馴染みだ。

岩崎書店「おばけのきもだめし」より

「おまけ」と言われると、すごくうれしい。

近所の無人販売所で売られているミニトマト。百円玉をチャリンと投入するのが楽しい。朝の登校時間に並んでいることもあれば、そうでないこともある。「今日は幼稚園バスが通り過ぎたから、ちょうどいい時間かもしれない」と期待する孫。おおやっぱり!今から、ミニトマトを並べますというタイミングだった。

「いつも買ってもらうから『おまけ』!」といってもう一袋、孫に手渡してくれた農家さん。ありがたい。うれしそうに満面の笑みで受け取ると、トマトの袋を私に手渡し、「いってきまーす」と元気に学校へ向かっていった。7月、黄色いランドセルは、もう振り返らなくなった。後ろ姿も、少しずつたくましくなってきた。

ひかりのくに「ありがとまと」より

つぶあんまんとホットコーヒーとよもぎ大福

2020年12月18日12:18 セブンイレブン福岡金武店のレシート

冬の日のお昼にあんまんとホットコーヒーはわかる。そしてさらによもぎ大福?

図書館から借りた本の、しおり代わりに挟んであったコンビニのレシートの情報に思わず見入ってしまった。ホットコーヒーは×3とあるので、一人で食べたのではないかもね。

借りた本は「それからはスープのことばかり考えて暮らした」(吉田篤弘)という長いタイトルの小説。まだ半分だけど、おもしろい。前に借りた人もよもぎ大福を食べながら、ふむふむと読んだのかな。冬の日に読みたくなるタイトルかも。今、季節は夏。今年も半分すぎた。

ここは「ふこおか」ではありません。

ここは福岡です。

「ふこおか」ではなくて「ふくおか」だよ。

7歳の孫に福岡の読み仮名を書かせたときのこと。「え?」こっちが えー!だよ。

沖縄から、引っ越してきて1年半。博多弁もスムーズになってきた彼。沖縄のイントネーションは、なんともかわいかったのにな、ちょっと残念。でも、ひらがなで「ふこおか」と思い込んでいたらしいのは、マスクのせい? 確かにふこおかと聞こえなくもない。

 

先日、警察署からの電話で、「○○さんのジコの件で」と留守電が入っており、びっくりした婿殿。娘の携帯に電話してもつながらず、「そっちに来てますか?」って。慌てて駆け付けたら、孫とお風呂から上がったところで、何事?? どうやら、事故ではなく、車庫の件(車庫証明)でした。音声を聞きなおしても、確かに事故にきこえなくもない。

一件落着でしたが、マスクでも、活舌しっかり。そして、聞き間違えにご用心。

理論社「あひる あひるが あるいていると」より

7月から おはなし会を復活します。

7月から おはなし会を復活します。

〇 定例 たねっぽ おはなし会 ※今月も、事前にお申し込みをお願い致します。

 (感染予防のため、各回とも3組までとさせていただきます。)

期日 :

0,1才       7/ 6(火),20(火)

1,2才       7/13(火),27(火)

3~5才     7/10(土)

時間 : 各日 11:00~

〇 定例 大人のおはなし会  ※今月も、事前にお申し込みをお願い致します。

(感染予防のため、5名様までとさせていただきます。また、予定の変更もあります。)

期日 : 7/12(月)14:00~  ※今回からは、開始時刻が前回とは違っています。

(茶菓代 200円)

父の日に「かめまんねん」

6月第3日曜日(20日)は「父の日」。自分の父親(77才)へ絵本をプレゼントしたいとのことでした。

子どもさん、つまりお孫さんもいらっしゃるようでしたが、「敬老の日」ではないので、おじいちゃんの物語などではなく、『父』を強調されました。確かに、高齢というくくりで選ぶのではないとなると・・・

あれこれ、思い浮かべているうちに、お客様ご自身で「かめまんねん」を選ばれました。

ゆるり、ほっこりして、ちゃんとオチもあり、楽しい絵本なので、安心・納得できました。

聞けば、お父さんの名前に亀がつくそうで、おめでたい名前らしいです。

お父様が読んで、にんまりされるもよし、お孫さんに読んであげるもよしです。

文研出版「かめまんねん」より