子どもの頃に大好きだったので。

わが子の絵本を選ぶときに、自分が子どものころ好きだった絵本を、思わず手に取って、懐かしい表情をされることがある(半分はマスクだけれど)。そして、絵本選びの決め手になることも多い。

子どもの頃に出会えた本は、30年以上のロングセラーの本。

先日のお客さまが、子どもの頃に好きだった絵本は「14ひきのあさごはん」

「どんぐりパンを焼いているところがすきです」とおっしゃっていて・・「ワタシはろっくんが赤チンをぬってもらうところ」というと「あら、気づきませんでした」って。

表紙とカバーも少し違いがあって面白いですよ、とお教えしました。自分が子どものころ気づかなかったことを、お子さんと一緒に見つけて、いっぱい楽しんでくださいね。

童心社「14ひきのあさごはん」より

この味を覚えている。

進行性の病気で器官切開をして、呼吸器をつけている。経管栄養なので、口から食べることはできないAYUちゃん。

視力はどれくらいかな。感覚遊びとして、スイッチに触って光遊びをしたり、フードプロセッサーの振動を楽しみながら?簡単なケーキを焼いたりも。もちろん、AYUちゃんは食べれないけど、小さな妹に喜んでもらった。

ある時、台所でお母さんの煮込みハンバーグを作る匂いがして、AYUちゃんはこれがとても好きだったと教えてもらった。

そこで、お母さんにベッドサイドで吸引ができるように控えてもらい、お試しで、ほんの少しの量をガーゼに包んで、口の中へ。果たして・・・。

AYUちゃんは奥歯でもぐもぐ、もぐもぐ。かみしめるようにもぐもぐ。

「覚えとったね、好きやったもんね」とお母さんの嬉し哀しの顔。自分の意志で動かせる身体部分はほとんどなかったけれど、口をもぐもぐできた。すごいね。そして、少し微笑んだような。きっと匂いも味も大好きだったから、覚えていたんだよね。ハンバーグのかけらは飲み込むことはできないので、ガーゼに包んだまま、そっと取り出した。

訪問学級を担当していたころの生徒さん。今はお星さまになって、家族を見守ってくれているはず。

くもん出版「おいし~い」より

今どきのお子さんのカタカナ言葉

「おじいちゃん、おばあちゃん、アレルギーある?」

「ユーチューブばっかり見てると、おかあさんがね・・・」

「明日、保育園でプログラミングやるんだよ。」

・・・・ 今どきのお子さんの会話です。

小さいうちから英語の勉強も・・・とか。

英語メガネはいかが?

これをかけると、目玉焼きは「サニーサイドアップ」に見えるらしい。

大月書店「ことばメガネ」より

きゅうりを取らないで。

プランターに、ミニトマト、ピーマン、きゅうりを植えてささやかな孫菜園を作っている。やっと、きゅうりが大きくなってきて収穫を楽しみにしていた。

ところが、横取りする野菜泥棒がいた。それはバサバサはばたくカラス!

もぎ取ったところを、おじいちゃんに脅されて、収穫物は落としていった。残念だったね。

彼らも生きていかなければならないだろうけど・・・こんな2株しか植えていないプランターを狙わなくても‼  いやいや、大きな畑であればいいってものじゃないけれど。

 

加古里子さんの「カラスのぱんやさん」の4人の子供たちのうちリンゴちゃんは大きくなって、「カラスのやおやさん」をするんです。いずみがもりの森林野菜の店はすてきなお話だけれど。

偕成社「からすのやおやさん」より

大人のおはなし会を久々に。

6月8日(月)に定例の「大人のおはなし会」を行います。

3か月ぶりでしょうか。でも、スペースの関係上、こじんまりと。4名様ぐらいで。

すみません。お店か、お電話でお申し込みください。

もし、ありがたいことに、お申込みが多い場合は、ご相談させていただきます。

 

絵本を選ぶのが楽しみです。ご紹介したい絵本を持参されてもいいですよ。

セーラームーンは永遠に

もう、20年以上前に美術部の生徒からもらったセル画がある。

娘が大好きだった「セーラームーン」だ。とても丁寧に描かれていて、すごいね。ありがとう。とか言って受け取ったと思うけど、今さらながら、相当な時間かかった作品と思われて・・・。聡明でおとなしい子だった。今はどんな生き方をしているだろうか。今でも、娘の部屋にセル画は飾られていて、色あせていない。

ちなみに、3才の孫(男の子)は「プリキュア」が大好きだ。

セル画「セーラームーン」

スーホはどうして靴を履いていなかったか。

4/24のブログで、孫からの質問に、貧しいからかな?といい加減に答えていたおばあちゃん(ワタシ)。

図書館から借りてきましたよ!「スーホの白い馬の真実」ミンガド・ボラグ著(風響社)

スーホはなぜ裸足で馬に乗っているか?

答えは 貧しいからではなく、少しでも体重を軽くするため。

モンゴルでは競馬(長距離走)は本来10歳くらいの子供が乗るのだそうだ。それは馬に負担をかけないように。また靴を履いたまま落馬すると、靴が手綱などに絡んで馬に引きずられてしまう危険性があるので、子どもの騎手の場合は、裸足で馬に乗る。とのこと。スーホは青年であると思われるけど。

次の質問、文章がないページ「これ、なあに?」答えは、街の家並みで土壁の家。(モンゴルとは思えない)モンゴル東部の風景らしい。

「スーホの白い馬」の原点である中国語版「馬頭琴」について、いろいろと考察されていて、興味深かった。

が、真実を知らなくても、いいのだと思う。絵本の世界でモンゴル草原のスケールの大きさに浸るだけでも。あとは想像でも。

今年の小学校2年生は教科書の「スーホの白い馬」に出会うことがあるだろうか。時間が足りないかなぁ

風響社「「スーホの白い馬」の真実」より

「はらぺこなめくじ」

夜の間に、

葉っぱをムシャムシャ、もりもり食べている、青虫ではなくてナメクジさん。

お腹がすいているでしょうけど、ひまわりの葉っぱが、すかすかの穴だらけ。

先住民はナメクジの方で、後からひまわりの種がきて、芽をだしたのかもしれませんが、どうか他のものでお腹を満たしてくださいまし。ひまわりの葉っぱは好物かもしれませんが、ご勘弁を。

福音館書店「ひまわり」より

「ホッコリエ」さんを知っている

「ホッコリエ」というのは、那覇市壺屋にあった絵本屋さんの名前。

夢子さんという女性の方が経営してあり、素敵な絵本たちの中で、名前のとおり、ほっこりする空間だった。大人の人が自分のために絵本を選んだり、大人の人に絵本をプレゼントしたりする発想は「ホッコリエ」さんに学んだ。絵本は子どもたちだけの物にあらず。

こんなお店を作りたいと・・目標にして、ブログも全部読んで、選書も参考にさせてもらった。

だけど、ウチがお店を開いたころ、急に閉店となり、すごくショックだった。

その沖縄の「ホッコリエ」という絵本屋さんと親しくされていたというお客さんが、昨日、来られてびっくり!!同じ店を知っている。それだけなんだけど、なんだかとてもうれしかった。

沖縄方言で「子どもたち」という意味の「ワラビンチャー」

生後6ヶ月の赤ちゃんシーサーです。