月曜日の朝日

月曜日、まぶしいくらいの朝日はなんともありがたい。洗濯物をいっぱい干したり、花に水をやったり。どんより始まるより、ずっと幸せな気分になる。

しかし、今日という日は思い起こさなければならない。27年前の阪神淡路大震災のことを。私は職員室のパソコンやテレビでこのニュースを見た。まだ、全貌がわかっていない段階だったが、大変なことが起きているという印象だった。

そして、思った。もし、身近でこのような災害が起こったとしたら。すでに保育園や小学校に行っている我が子を迎えに行けないのだと。

東日本大震災では多くの子どもたちが学校で犠牲になった。

先日、豪雨災害で、学校で生徒と一緒に夜を明かした先生の話を聞いた。判断を迫られたときの緊張感が伝わってきた。せめて、自然災害に対する備えと命を守る心構えを今一度だ。

浅沼ミキ子「ハナミズキのみち」より

「せーのっ!せーのっ!」

タイミングを取るための掛け声をマスターした2歳児さん。

アンパンマンのボールを投げるとき。段差を飛び降りるとき。実にこの掛け声が効いている。

先日、ゴミ箱にゴミを捨てるときも「せーのっ」ってやっていた。だれか、大人が教えたかい?

ママは首を振ったけど、え?だれ?だれ?

ええたまいっちょう

くすのき しげのり「ええたまいっちょう」より

ぼくのなみだ、オッケイ?

長期の休み明けの日って大事。親子共々、多少なりとも緊張する日だ。

3学期のしょっぱなの日、あれれ~。涙でぐしゃぐしゃの顔。「学校休むー」って。

お婆の家に連れて来られても困るなぁ。体調は悪くなさそうで、裏事情があるらしい。

時間がない、遅刻もさせたくない。「ルーム(留守家庭子供会)は休んでもいいから、学校は行こう。」と提案するとすんなり交渉成立。

要するに、朝のバタバタの中で何事か叱られたらしい(本人の言い分は十分にきいてないけれども)。

学校は嫌いなわけじゃないのは、非常にありがたいことだ。

今日は新しい係決めもあるとかで、気を取り直して、急ぎ足で学校の近くまで送る。振り向くと「ぼくのなみだ、おっけい?」と聞く。泣いた後がはっきりわかるけど「おっけい。大丈夫」と言っておいた。なんとか急がせ、ぎりぎりセーフだったようだ。

そして、お昼。けろっとして学校から帰ると「僕の3学期の係はねー」とうれしそうに報告があり、ママの作ったお弁当をきれいに平らげた。

まど・みちお「まどさんからの手紙 こどもたちへ」より

お里帰り

先日のこと。

小さなお子さん連れのファミリーがご来店。

聴けば、以前、お話し会に参加したことがあります、って。

え?3歳の女の子のお名前を聞いて、ハイハイ。

多分まだ1歳のころ?かな。大きくなって、しかも10か月の弟君のお姉ちゃんになってる。今日はパパさんも一緒。

お久しぶりの里帰りなのですね。絵本屋に寄ってくれて、うれしいなぁ。

小さなお子さん連れの里帰りは大変。しかもこのご時世、年末年始を避けたのは正解ですね。

林 明子「はじめてのおつかい」より

高いところから、俯瞰しているような絵本ありますか?

ファミリーで来られた、パパさんからのリクエスト。

へ?

ん~、安野さんの絵本とかですかね~

と、安野光雅さんの「旅の絵本」などのコーナーへ案内してみたけど、ちょっと違ったみたい。

小学1年生と、年少さんのお嬢さんのために、間瀬なおかたさんの「ぐるぐるまわろうぐるぐるでんしゃ」や、ママさんも気に入られた「どんぐりむらシリーズ」他をご購入。

パパさんのリクエストに、答えられなくて申し訳なかったです。

お嬢さんのためでもあり、ご自身のための絵本選びだったかもと思ったりしましたが・・・

 

俯瞰しているような絵本って?

荒井良二さん? 長新太さん? ん~

長新太「ちへいせんのみえるところ」より

学校ごっこは続く。

孫一先生(7才小学1年生)の「こくごのもんだい」

『じぶんでもんだいをつくりなさい』

なんじゃそら。

頭をひねって「おもしろなまえをつくろう」とする、生徒役のワタシ。

部屋を見回し、①とけいかちこ、②いすちゃんこ ③てれびみるこ ④エアコンコ

我ながら、よくできたと思ったのに、孫一先生は85点しかくれない。

ちゃんと評価が書いてある。

まなぼう:子がさいごについているから、ぜんぶ女の子かとおもった。男の子を入れよう。

ああ、なるほど。確かに。

追加で ○パソコンタロウ ○でんきびりのすけ ○ぴあのぴーた 等を付け加え、花丸をもらった。

更に、学校アンケートというプリントも。(最近、学校で書いたばかりなのだろう)

① いやなことはある?

ア  ある。 イ  ない。

② 学校のかんそうは?

学校での記憶をたどって、おばあちゃん家での「学校ごっこ」でもアンケートのプリントを作ってくれたのだろう。

本人の答案が知りたかったけど、言うわけないか・・・

くもん出版「すきなこと にがてなこと」より

お姉ちゃんといわれても・・・

娘の第2子が産まれて、我が家にはもうすぐ2才のお姉ちゃんが、日々、祖母(ワタシ)を占領している。

「ばあば」と呼ばせず、「おばあちゃん」と言わせているが、発音は「ぉばあちゃあん」となり、最後のあんが強調されて、かわいいのだけど、朝から連発されて、長い一日が始まるなぁと覚悟を決めなければならない。体力がね。無限ではないのだよ。なんせ、おばあちゃんなのだから。

歌が好きなので、今話題の”ののかちゃん”を目指したい。

NHK出版「ぼくのばしょなのに」より

学校ごっこ、2回目

おばあちゃんは一年生役。当然7才の孫は学校の先生役。次にすることをテキパキと指示している。きっと、担任の先生はこんな口調なんだろうな。一年生のワチャワチャ軍団を束ねている様子を再現していると思われる。

朝の会から始まり、国語や5,6時間目の遊びを計画する授業や、道徳もあった。道徳では「がまん」という教材を自分でさらさらとつくり、さて、あなたは「そごんくん」??になんといってあげますか。ときた。中休み。「先生は職員室に行ってきます。」

給食は默食です。話したい時は手をあげてください。だそうな。

 

いろいろとご迷惑をかけていると思いますが、担任のいしだ先生が大好きです。どうぞ、よろしくお願いします。祖母より。

すずき出版「ようこそ!ここはみんなのがっこうだよ」より

クチュクチュ ピュウ~

水を口に含ませて、クチュクチュ。ウチの子の時は「あー飲んだらだめ!」って言っていた。

1才10ヶ月の孫はクチュクチュペッがとても上手だ。というか、これをやりたくて、歯磨きをいやがらない。どうやって覚えたのか、ママも首をかしげる。

コップにお水が残っていると、いつまでもやっている。もういいよ。お見事!!

偕成社「はみがきあそび」より

「空を見てますか・・・」

今、思えば。もったいないくらいの大先生だけど、いやいや当時もバリバリの・・・

しかし、課題が難しゅうて、ついていけんかった。和声の教科書にチンプンカンプン挫折の後が見える。

授業中に横道にそれて、舞台の裏話なんかがおもしろかったことは覚えている。

その先生が、朝日新聞の文化欄、【語る】人生の贈り物・・に特集されていて。

作曲家だけど、本も書いていて、一冊持ってたぞと本棚を探したら、2階の日当たりのよい本棚で、表紙の色が一部日焼けしていた。仕事と子育てにあたふたしていた時に、そのタイトルに惹かれたのだった。

「空を見てますか・・・」その当時は買ったものの、熟読してなかったようだ。今、読んでみると、すっと入ってきて面白い。調べれば、「空を見てますか」がサブタイトルになっていて12冊もでていて。ほかにも著書はたくさん。はぁ~。やっぱすごーい先生だ。

新日本出版社「空を見てますか・・・1」より