ひっきりなし

『ひっきりなし』って普段,あまり使わない気もする。

結婚した娘が所用で帰ってきて,近況報告をしてくれる。今回は仕事の話ではなく,もっぱら引っ越しの話をひっきりなしに。気が付けば,ずーっとしゃべっている。会うのは1か月ぶりくらいだけど。

ダンナさんと二人の時も,一人でずーっとしゃべってるの?って聞いたら,「逆だよ。」

「ワタシが聞き役」だとか。えー?! でも,時々,「きいてる?って言われる」。聞いてないじゃん。

作:エドナ・ベッカー  訳:神沢 利子 山田 ルイ  絵:白根 美代子 「おばあさんのひっこし」より

ちょうちょうはどこへ

11月。黄色いちょうちょうが,ひらひら飛んでいる。いつ生まれたのかな?

ちょっと,儚げ。

遊び半分でピアノにさわっている孫に,ソの音から「ちょうちょう」を弾かせると­。

最後にむりやりっこ『ド』で終わらせた。いやいや,ミで終わっていいんだよ。

♪あそべやとまれー♪(ドミソソミミミ)でまだ続く感じに確かに聴こえるから,ドミソソソミド。だそうだ。

この曲はスペイン民謡とも原曲はドイツだとかも言われていて,日本生まれではないらしい。

それにしても,なんと日本語とマッチしていることか。

いろいろ調べてみると,一般的には『ミ』で終わるけど,『ドミソソド』になっているものもあった。

孫よ,君は正しかった。

M・ゲアリック:文 L・ワイスガード:絵

「あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ」より

まち(校区)探検らしい

小学校2年生の校外学習は3つのグループに分かれて,まち探検。

なんと「えほんやたねぽけっと」もコースに入っていて,うれしい。

30人ばかりの生徒さんが,順番に店内をひとめぐり。

幼稚園の頃にお母さんとよく来てくれた子が声をかけてくれた。はじめはマスクと帽子でお顔がわからなかったけど,あらぁMIKUちゃん!!うれしいなぁ。他にも近所の子が。

「どうして,えほんやさんをはじめたんですか?」

「おはなしかいは いつあるんですか?」などの質問も

「先生 おひるやすみに きていい?」と学校の運動場からすぐのところだけど。

即「だめです!! お家の帰ってランドセルをおいて,お家の人と一緒にきてください!」と先生。

ああ,小学生のためのお話し会をしたくなったなあ~

荒井良二「ぼくがつぼくにちぼくようび」より

ひとり遊びのせかい

『どうぞのいす』に座って,ぺんぎんのぬいぐるみやら,折り紙の箱やらをベンチに並べて。

「あっちゃんあがつく」を声をだして,よんでいる4歳児さん。

いいねぇ。自分の世界をつくっている。

ママさんは近くにいらっしゃるけれど,さりげなく見守ってあります。

そうそう,ながーい髪を短くカットしていて,誰かと思ったよ。素晴らしいイメチェン!!

可愛いー。短く切ったら,まさかのふんわりカールのくせ毛だったって。

えー? ママも,保育園の先生もみんなびっくり。

そんなSAWAちゃんのひとりあそびの後ろ姿でした。

輪になって手をつなぐということ

近くの集会所でひらく,「絵本とリトミックであそぼうの会」は,ママさんと子どもたちが,絵本読みやパネルシアターのお手伝いをしてくれるお話し会なのです。

赤ちゃんの時から,たねぽけっとのお話し会に,たくさん来てくれていた子たち。年中,年長さんになるとスタッフさんになりたい気持ちがムクムク。

ママと打ち合わせ通りにバッチリ活躍してくれます。

すごいなぁ。

リトミックでは大人も子どもも一緒に手をつないでギャロップ。

ちょっと心配でしたが,手をつなぐ活動を入れてみました。やっとです。

はやく,マスク無しで笑いあいたいね。

よーいどん

運動会のシーズンだ。保護者参観の範囲もようやく広がりつつあるが,それでも競技は午前中でおしまい。みんなで食べる運動会のお弁当は特別なのに残念・・・。ウチの目の前の小学校も中学校も校内に松林があるので,木陰にシートを広げて場所取りをしておいたものだ。お家の人が来れないときは「おいでおいで一緒に食べよ」と友達だったり,近所の人が声をかける。
自分で走るのはイヤだけど,かけっこを応援するのは好きだ。
自分のペースで走る子も,転んで顔をゆがめて走る子も,みんながんばれがんばれと応援したくなる。
学校の運動場にテントが張られているのを見ると,ちょっとワクワクする。

文:中川ひろたか 絵:村上康成 「よーいどん!」より

『は・と・こ』

「はとこ」は従兄弟の子ども同士のこと。

甥っ子に赤ちゃんが生まれたので,ウチの孫たちと「はとこ」になる。6親等だって。

年齢差や住んでいる場所で,縁遠い親戚になってしまうことも多いが,

幼い頃に近くに住んでいて,よく遊んだ従兄弟同士なら,「はとこ」たちも・・・

顔見知りでいてほしいな。

 

親がひとりっこ同士で,自分もひとりっこなら,兄弟も従兄弟の関係も無いことになるわけで。

逆に親戚が煩わしいという人もいるかもしれないが。

そういう場合も含めて,たぶん,友人,知人,そして近くで支えてくれる人の関係性が大切になるんだろうな。

子育てに奮闘しているママさんたちを見ていると,他人だけど,影ながら地域で支える人になりたいと思う。

さく:今江祥智 え:長新太

「きみとぼく」より

『 いくね こんど 』

五才の孫娘からはがきが届いた。

おばあちゃんの顔と「いくね こんど」の文字。

きっぱりと。うれしさをこめて。

6ヶ月前にコロナ禍であえなく飛行機をキャンセルしているので,今度こそ!なのだ。

2年半ぶりの帰省となる。

従兄弟たちと何をしようか。初めましての新しい家族も増えたよ。

海の幸を食べて,砂浜で遊ぼう,イルカのショーもね。

お天気になりますように。

五味太郎「はやく あいたいな」より

おばあちゃんと呼ばれて,かれこれ・・・

8年前に私はおばあちゃんと呼ばれるようになった。つまり,初孫が生まれたのが8年前。

それから,うれしいことに,子供たちが次々に結婚し,赤ちゃん恵まれ,今では6人の孫たちがいる。孫たちから,「おばあちゃん」と呼ばれると「ハイハイ」と返事をする。しかし,ある時,ある人から「おばあちゃん」と声をかけられた。孫を抱いているのだから,だれが見てもおばあちゃんなのだけれど,『え?わたしのこと?』となんだか,腑に落ちない。身内以外の人からもおばあちゃんと呼ばれるのか・・・

年寄り扱いも仕方ない,それなりの年齢だもの。はぁ~

 

図書館で,敬老の日特集の本が並んでいたので借りてみた。

「おばあちゃんの記憶」エルヴェ・ジャウエン作 小野ゆり子訳

おばあちゃんという木から,葉っぱが一枚一枚はがれてゆくように,記憶が消えていく。つらかった戦争も,素晴らしかった恋愛も忘れていくおばあちゃんのため,13歳の少女は記憶を受け継ぐことにする。幸いこのおばあちゃんは自宅で,見守られているのだけれど,一人暮らしの年寄りと改めて生活を共にするのは,実の娘でも大変なことだ。3年前に見送った母を思い浮かべ,やがてわが身にも降りかかることであろうと思いながら,読み終えた。

敬老の日に向けて,もっと,ポジティブになれる本を読もうかな。

エルヴェ・ジャウエン「おばあちゃん記憶」より

「絵本とリトミックであそぼうの会」(123歳クラス)

あんよがポチポチだった子がスタスタ歩いてる。1歳2歳の頃って,あっという間にむくむく成長するよね。1,2か月会わないと,「あら,大きくなったね」ってママさんたちの声。

知り合いに会えること,子供たちの成長を喜び合えることは幸せです。

 

なぜ「絵本とリトミック」をくっつけるのかと疑問に思う人がいるかもしれないけれど。(誰も質問しないけど。)

要は 私がどっちも好きだからなのだ。絵本でこころ豊かな時間を過ごしてほしい。そして,リトミックで身体が喜ぶ動きを体感してほしい。音楽に誘われて,体が自然に動き出す心地よさを味わってほしい のだ。

幼児番組で繰り返し,音楽が流れると子どもたちは歌ったり,体操を覚えたりすることができる。それも十分楽しくて素敵なことだ。更にリトミックでは子どもたちにテンポを合わせるので,生演奏が基本だ。身体が喜ぶ感覚はスキップやギャロップができるようになると一層味わうことができる。

来月は456歳クラス。楽しみだなあ。