きっと知らない

ありがたいことに、中学の同窓生がお店を訪ねてきてくれた。

先日、「F君にもメールで伝えといたよ」と中学時代の親友から知らせがきていたので、もしかしたらとは思っていたが、ご夫婦でかわいいお孫ちゃんを連れてご来店。

名前を言われて「やっぱり!!」

「中2で転校したけど・・・」 ありゃそうだったの?

私は中学生だったF君のことを知っている。顔と名前と部活と。でも一方的に。

なぜなら、友だちから、しょっちゅう、F君の名前を聞かされていたから。

でも、私は同じクラスになったことはなかった。

はて? 彼はわたしのことは知らないのでは??

そりゃそうだ。なんの接点もないのだから。旧姓も、あぁ、きっと知らない。

と気づいたのはお客さんが帰えられてから。

 

「友だちが絵本屋始めたから、行ってみて」のリクエストに、同窓生つながりで来てくれてありがとう。今後お見知りおきを!

同じ学舎で過ごしたのは半世紀も前のこと。同郷というだけで懐かしく話ができる。

これってすごいなぁ。

 

なつかしい気分になると、くどうなおこさんの詩が読みたくなります。

童話屋「のはらうたⅠ」より