「ワカサギの天ぷら」

氷に穴あけて糸をたらして、寒さに耐えながら、釣りをしなくても、今時は暖かい船の中から糸を垂らせば、ワカサギ釣りが体験できるという、なんという贅沢な娯楽!!

キャンプ好きな二男家族が写真をおくってきた。船にはトイレもあり安心だとか。釣った魚は勿論天ぷらにしてくれるらしい。

 

ウチは業務スーパーでカナダ産のワカサギを釣ってきた(笑)

天ぷらの揚げたてはおいしかった。でもイカのリングの方がおいしかったかな。

 

絵本は「ねずみのさかなつり」

釣り好きの息子はこの絵本が大好きだった。まさしく、ワカサギ釣りの様子だ。釣り名人のお母さんは、いっぺんに8匹も釣って、1匹はお土産に。ねずみさんたちがワカサギを持つと大きいなあ。

作:山下明生 絵:いわむら かずお 「ねずみのさかなつり」より

「いろいろかえる」

お店に来られて、すぐに手にとられた絵本が

きくちちきさんの「いろいろかえる」。

躍動館のあるカラフルな絵本だ。

カエルの絵本はたくさんあるけれど、表紙の3色のカエルは大きくて、今にも飛び出しそうだ。

 

ママさんは障がいをもった娘さんを20年以上介護しながら、年に一度、娘さんの作品のアート展をされている。

支援学校での出会いから、もうかれこれ15年のおつきあいだ。アートにかかわってあるので、絵本選びの視点が明確だ。

あれこれ、いろいろ絵本を見てあったが、結局やはり、最初に目についた「いろいろかえる」にされた。

パパさんはネコ好きなので、きくちちきさんの「しろねこくろねこ」を。

 

娘さんに、いろいろ絵本を読みながら、私の声、覚えてたかなぁと ちょっと不安になった。中学生のころ「野に咲く花のように」をいっぱいうたったね。ああ、また一緒に歌えばよかった。今日は来てくれてありがとうね。

ママさんはお菓子つくりも上手で、お土産にマドレーヌをいただいた。おいしかった。そして、ラッピングも素敵だった。センスなんだよね。

パパさんもママさんも、来てくださってありがとうございました。

作:きくち ちき 「いろいろかえる」より

作:きくち ちき 「しろねこくろねこ」より

「お彼岸」

友人がお墓掃除に行ってきたと言うので、この暑さの中えらいなぁと思っていたら、もう彼岸の入りだった。

22日が秋分の日でお中日。 お盆から月日の流れが速い。家には仏壇が無いけれど、お彼岸の日程くらいは頭にいれておかなくてはいけない。ご先祖様や、近しい仏様にも、感謝と冥福を祈る気持ちを持たなければと反省する。

そういえば、今年はもう彼岸花はさいているのだろうか。この暑さでは秋の気温にならず、彼岸花も戸惑っているのではないだろうか。自分の田舎では、畑のあぜ道に真っ赤な彼岸花がびっしりさいていた。真っ青な秋の空に映えていた、高校生のころのなつかしい一コマだ。

 

おじいちゃん、おばあちゃんの絵本の紹介

「おじいちゃんがのこしたものは」 家族全員でクリスマスに読むおじいちゃんからの手紙。宝物の言葉です。

「おじいちゃんのたびじたく」 ほわほわ白いおきゃくさまは、灯りを持って、旅のお供に来てくれました。

「おばあちゃんのおくりもの」 だいすきなおばあちゃんがのこしたもの、どんなことがあってもかわらない。

「おばあちゃんのにわ」 ぼくは身振りや手振りで、さわったり、わらったりして言いたいことを伝えあいます。

「なきすぎてはいけない」 わたしがすきな おまえは わらっていたおまえだから。

「わすれられないおくりもの」 かけがえのない友をうしなって、どう、悲しみを乗り越えていくのでしょうか。

 

ワタシは子どもや孫に何か残せるものがあるだろうか。

文:マイケル・モーパーゴ  絵:ジム・フィールド  訳:佐藤 見果夢 「おじいちゃんが のこしたものは…」より

文:キャリー・ガラッシュ  絵:サラ・アクトン 訳:菊田まりこ 「おばあちゃんのおくりもの」より

「おくりものはマフラー」

友だちからプレゼントをもらった。開けて見ると、 え?マフラー? しかも もこもこ!

「この暑さではなかなか出番がなさそうですが、そのうち涼しくなるでしょう。寒がりの友に届けます。」

とメッセージがそえられています。

これから秋が来て、冬が来て、そして春先まで、私の襟元を温めてくれるでしょう。

「ずっと、元気でいるんだよ」 のメッセージなのだ。早すぎない?の不安の声に、未来を見据えてわたすのだから、大丈夫。と娘さんのアドバイスを受けて、決めたんだそうだ。うれしいね。これで寒い季節が楽しみになりそう。

検査の度に不安はあるけれど、こうして、さりげなく励ましてくれる友だちがいることは ほんとに幸せです。

ぶん:くすのきしげのり え:松成真理子 「みずいろのマフラー」より

「エルマーのぼうけん」

『子ども時代に出会ってほしい物語』 と帯に書いてある。

読んであげるなら5歳から、自分で読むなら小学生から、と親切だ。個人差もあるからそのへんは読者におまかせだ。

 

4歳の娘さんのお母さんが、この子にはまだ早いけど、この子に読んであげる前に、自分が読み返したいのでと言って「エルマーのぼうけん」と「エルマーとりゅう」を買われた。

いつも子どもさんにしっかり向き合って子育てしてあるお母さん。本屋として、何だかとっても嬉しかったです。そのタイミングがきたら、ゆっくり読みきかせされてくださいね。しっかりお話しを聴けるお子さんですから。そして、いつか自分で読める日がくるのですよね。楽しみだなぁ。

さく:ルース・スタイルス・ガネット え:ルース・クリスマン・ガネット 「エルマーのぼうけん」「エルマーとりゅう」より

「とろろ」

ととろじゃないよ!「とろろ」。自然薯(じねんじょ)でつくるとろろは粘りけがつよく、だし汁で割るとなんともいえない味わいがある。

箱崎にある、「筥崎とろろ」のお店は 大正時代町屋の雰囲気をそのままに使った、自然薯料理専門店。

道路沿いにあっても、あまりにもさりげなく、素通りしてしまいそうなたたずまい。昨日はとろろ飯をいただきました。おいしかったぁ。「とろろすき焼き」はまた今度。

箱崎といえば、もうすぐ、放生会が始まる。博多の三大祭りの一つだ。

放生会の風物詩のはかたちゃんぽんは、すずやか音色が魅力だが、もう作れる職人がいないと言うことで、

販売停止、残念なことだ。

わたしの父は名島育ちで、子どものころから放生会は楽しみだったらしい。晩年、ちゃんぽんを手にとらせると、嬉しそうに、ぽこぽこ鳴らしていた。懐かしそうな目をしていた。

博多おはじきの方の桐箱入りも欠品の情報あり。額装されたおはじきは大丈夫だがお高い。

子どもが小さい頃は迷子になりそうでハラハラしたり、串にささったイカ焼きを落としてしまったり、てんやわんやのお祭りだった。今年は行かないつもりだけど、新ショウガは買いたいな。

作:武鹿悦子 会:末崎茂樹 「くすのきだんちの あきまつり」

「わすれられない おくりもの」

長いトンネルの むこう行くよ さようなら アナグマより

ベッドの中で、モグラはアナグマのことばかり考えていました、なみだは あとからあとからほおをつたい、毛布をぐっしょりぬらしました。

雪は地上を、すっかりおおいました。けれども心の中の悲しみをおおいかくしてはくれません。

アナグマは、いつでもそばにいてくれたのに。

春がきて、みんなは互いに行き来しては、アナグマの思い出を語りあいました。

アナグマはひとりひとりに 別かれたあとでも、たからものとなるような、知恵や工夫をのこしてくれたのです。

みんなはそれで、互いに助けあうこともできました。

モグラはアナグマが残してしてくれた おくりものにおれいがいいたくなりました。

「ありがとう、アナグマさん」

モグラはなんだか そばでアナグマが 聞いてくれているような気がしました。

 

兄がのこしてくれたものは 夢や勇気や希望 そして優しさ。

(家族の協力のたまものかな?  ちょっと、わがままだと思う部分はありましたけどね・・・・)

さく・え:スーザン・バーレイ やく:小川 仁央 「わすれられない おくりもの」より

「ある意味」

ある意味、ショックだった。先日、介護保険の書類が届いた。対象外かと思ったら、要支援2がついていた。

階段をのぼれなかったり、外歩きの時は杖をついたりするから、そうなのかな。

支援2の部分を家人は刻々と担ってくれていたのだと、改めて申し訳ない思いだ。

家事一般のことだけでなく、やっぱりずいぶん手をかけてもらっていたから。・・・

 

ご主人が今は大丈夫だけど、年齢と共にきつくなったりすることもあるので、早めに手続きをされた方がいいですよ、とのアドバイスはその通りだと思った。そのとき主人は自分はまだまだと笑っていたけど。

 

玄関周りの手すりとか考えてみるかなぁ

文:中山千夏 絵:和田誠 「どんなかんじかなあ」より