「こんとあき」

うちの「こんとあき」

林明子さんの絵本の「こんとあき」を、親子とも好きすぎて、ついに孫娘は「あき」と名付けられた。

絵本と同じシチュエーションで撮りたくて、わざわざ籐のゆりかごを買ったばあちゃん。

こんはばあちゃんの手づくり。一度、腕だか、しっぽだか修理したけど、最近は棚の上に置かれているみたい。(お店にも、もう1体こんはおります。)

あきも4さい。絵本とリトミックが大好きな女の子になりました。 こんがついていても、一人旅はまだだめだよ!

林明子 「こんとあき」より

林明子 「こんとあき」より

「まきずし」

巻き寿司はこどもの頃、運動会の定番だった。具材はかんぴょう、しいたけ、卵に、たぶんほうれん草。そして、おいなりさん。自分が親になって、お弁当を作るときはもっぱらおにぎり、そして唐揚げ、ブロッコリー、ウインナー、卵焼きを6人家族分と応援のおじいちゃん、おばあちゃんの分をタッパや重箱にどっさり。

日曜日の朝から、よく作ったものだ。しかし、巻き寿司はハードルが高くてつくれなかった。

だから、この年になって再度挑戦。かんぴょうを煮たのは初めてだった。レシピどおり下ゆでして、出汁につけて弱火で落としぶたをして。だか、ナンと、弱火のままキッチンを離れて焦がしてしまった。ショック。かんぴょうが今回の課題だったのに。あー。気を取り直して、焦げて無いところを切って、何とか巻き寿司は形になった。お味はまあまあ良かったよ。

今、孫たちの運動会はお昼前におわってしまい、お弁当を一緒に食べることはなくなったけど、みんなで食べるお弁当はおいしかったよね。

平野恵理子 「ごはん」より

「おひざでだっこ」

2歳の孫が夕食のあと、すりよってくる。

ああ、抱っこだなあ。

いままでだと、おばあちゃんはだっこしてもらえない人だった。それを知ってか遠慮がち。

でも、昨日は力をこめて『よいしょ』としたら、膝の上に乗ったではないか。

ああ、久しぶりの抱っこ。これがしたかったのだ。2才児のぷくぷくした肌触り。かわいい。

 

病気をしてから筋力が落ちたので、重いものが持てない。フライパンさえも両手で支えないといけなかった。

でも、離乳食からやっと普通食へもどったので、食欲もあり、少しずつ力がついてきたように思う。

食べ物が美味しく感じられることは、とても幸せなことだ。

 

友だちが「とうとう離乳食からの卒業、おめでとう!」ってメールをくれた。うれしい。

術語1年2ヶ月余り。食欲が無かったり、味覚が無かったり。でも、もう何でも食べることができる。いかも 鮹も とんかつも。まだ、一人前は無理だけど、外食も可能になった。

 

さあ、おばあちゃんはもう抱っこできるよ。 「たかいたかい」はまだ無理だけどね。

文・絵:えがしらみちこ 「あなたのことが だいすき」より

「おてんばってなに?」

小4の孫が絵本を読んでいて、「おてんばってなに?」と聞いてきた。活発な女の子のことよ。

じゃあ「ひっこみじあんってなに?」おてんばの反対。消極的なことかな。

絵本の中にでてきたっけ?

ここに書いてあると指摘したのは表紙の折り込みの部分。そこもきちんと読むんだと思ったのと、「おてんば」も「ひっこみじあん」も日常的にはつかわなくなったなあ。言葉ってドンドン消えて行くのかなと思った。

ちなみに私は「ひっこみじあん」だった。こどもの頃は。いやほんとだってば!

作:ますだ ゆうこ 絵:たちもと みちこ 「おぼん ぼんぼん ぼんおどりの日!」より

作:新井洋行 絵:嶽まいこ 「すきなこと にがてなこと」より

「太鼓と浴衣」

今年は太鼓の音が聞こえなかった気がする。

最近まで、お盆前になると、和太鼓の音があっちの地区、こっちの地区と競い合うように聞こえたものだ。

盆踊りも徐々に無くなっていくかと思うと、何となく寂しい気がする。

輪踊りは何とも言えない愛着がわく。チラチラ見える前の人と、後ろの人、周りの人。にっこりが生まれる。

4歳の孫娘に、浴衣が買ってあげたくて、言ったら、「来年でイイよ。今年まで持っている浴衣が着れるから」という。子どもの浴衣はシーズンものだし、来年会うサイズがあるかどうかわからないから、結局大きめのものを買ってあげた。1年待って、身長が伸びても縫い上げが必要だが、そのときにがんばろう。

着せて見るとやっぱり可愛い。今、紺地の布に赤い帯はお姉さんぽい。まだ夏祭りもあるし、あれ、縫い揚げ、間に合わんね。もう小さい赤い浴衣は着ないかなあ

 

盆踊りの太鼓、もういちどききたいなあ。

作:ますだ ゆうこ 絵:たちもと みちこ 「おぼん ぼんぼん ぼんおどりの日!」より

「日傘」

義理の姉が駐車場に送りにきてくれたとき、

あ、あの日傘は  母の着物からリメイクしたもの、大島紬の着物は母が大好きだった。

姉がさりげなくさしている日傘に、母が側にいる気がした。

着物は解いて、型紙通り、切って、ミシンカタカタ。日傘は娘や嫁や知り合いなどたくさんの人にもらってもらった。

着物はまだたくさんあって、きりが無いけど、まだ捨てたくはなくて。

大島紬は義理の姉のところだったか。良かった。使ってもらっているし。大島は授業参観などの時も着ていた。なつかしいです。

やましたたろう 「あまがさ」より

「またね」

また、あえるよね。「またね」「またね」

去年の空港での別れは、もう会えないかもと思っていたので、「またね」は言えなかった。

でも、今年はいまのところ、次に会えることを信じて「またね」。孫娘たちと

「またね」「またね」 福岡で会おうか茨城で会おうか。

胸がいっぱいになります。わずか、3文字のこの言葉に。

ぶん:はらまさかず え:石川えりこ 「うさぎとハリネズミ きっとあえる」 より

ぶん:はらまさかず え:石川えりこ 「うさぎとハリネズミ きょうもいいひ」より