「十五少年漂流記」の一人は頼れる黒人少年モコー

我が家の子どもの本棚から、久しぶりに読んでみた。

15人の少年たちは国籍も年齢も様々。嵐のあと無人島に流れ着き、そこから冒険が始まるのだ。

15人の少年のうち、黒人のモコーは見習いの船乗りで、料理も作れる。でも、少年同士なのに丁寧語を使っている。ちょっと違和感。

ゴードンがリーダーに選ばれたとき、「洗濯ものはモコーひとりにやらせないで、これからはみんなでやるように」と指示をだす。今までモコ一だけにやらせていたってこと?はぁ~。やっぱり!!

 

1860年の出来事として書かれた小説で、初版は1888年、日本では1896年(明治29年)に出版されている。その時代と今。やはり根強いものは変わらないのか。

「制度的人種差別」の記事を読む。もっと知らなければ・・・

ポプラ社「十五少年漂流記」より