「おまもりごはん」

タレントの井上咲楽さんのお料理の本のタイトルだ。

今やインスタグラムなどでも、タイパ、コスパ、そして見た目も映えるお料理はたくさん紹介されている。お料理の本も、いかにも食卓が華やかになりそうなものばかり。

それに比べると、この本は地味な写真が多いかもしれない。

でも、魅力的なのは そのレシピが、お母さんがよく作ってくれたものや、おばあちゃんから教わったものが混じっているということ。

私自身は、母からのまたは祖母からの直伝の料理は思いつかない。料理上手な人だったと思うけど。料理のお手伝いをあまりしてなかったからかな。お風呂沸かしとか雑巾がけとかは、しなければならなかったけど。

そして、私も息子や娘たちに母の味というものを伝えてない。仕事から帰って、すぐに料理にとりかかっても、何品もできるわけがない。おなかをすかせた子どもたちに何かを食べさせることだけで精一杯。煮物とか時間がかかるものは土日ぐらいで・・・作り置きをする器用さも時間もなかったなぁ。

今でも、申し訳なかったと思う。

だから、たまに、おばあちゃんから、手作りのお届け物をするのは罪ほろぼし。今は時間に余裕があるからね。

「おまもりごはん」というタイトルもいい。

作:井上咲楽 「井上咲楽のおまもりごはん」より