「わたしの せなかの からの なかには かなしみが いっぱい つまって いるのです」
「あなたばかりでは ありません。わたしの せなかにも かなしみは いっぱいです。」
高齢者の施設のラウンジで食事がくるのを待っている人たち・・静かです。
穏やかに二言三言お話をされている。車イスの後ろのポケットに俳句のテキストがはいっている人も。
いろいろなことを乗り越えて、いろいろなことを成し遂げて、今があるのでしょう。想い出は背中の殻にいっぱい。もちろん悲しみばかりではなく、喜びも。
大日本図書「でんでんむしのかなしみ」より