起こしてあげれば よかったのに。

昨日のおはなし会で読んだ「うさぎとかめ」。近所のHONOちゃんはまだこの話に出会っていなかったらしく、とても真剣にこの絵本に入りこんでいた。ゴールの丘が見えてきて、おはなしの結末がわかった後、HONOちゃんはページを逆戻りして、にんじん畑で眠っている兎の横を通り過ぎる亀をみ見て、「どうして、起こしてあげなかったの?」と納得いかない顔。側で聞いていたママさん曰く「勝負だからよ!!」とスパッ。HONOちゃん「ん?」

前日は幼稚園の入園式。新しい上靴を靴箱に置いて帰る事に納得がいかず、大泣きした時、ママさんは丁寧に丁寧にその訳を説明したらしい。そして、やっと理由がわかって上靴を置いてくることができた。

この、スパッと丁寧さの使い分け。お見事。

岩崎書店「ウサギとカメ」より