「おーい、うさぎ、おまえがくるとおもって、おいも やいといたよ」

このページで、1,2年生の子どもたちから、「え?」「あ・・」と小さな声がもれる。

 

うさぎはおつきさまとの約束で、大嫌いなたぬきに、1ヶ月だけ親切にするのです。

そうとは知らないたぬきは、「うさぎはいいやつだったんだ」と思うようになります。

 

ひとつきたって、おつきさまが言います。

「さあ やくそくだよ。たぬきを やっつけてあげよう。ぽかぽか なぐって、こぶだらけにするか。ぺちゃんこの おせんべにするか。それとも どこか とおくへ ぶっとばそうか!」

 

泣きながら、うさぎは「やめてくださーい」。

先日の小学校の昼休みのおはなし会で読んだ絵本「となりのたぬき」(せなけいこ作)

『中秋の名月』の日でもあったので、おつきさまが出てくる絵本を読みました。

 

他に「まほうのコップ」「おおぐいひょうたん」

すずき出版「となりのたぬき」より