先日、病院で入院中に同室だった人に偶然会った。お互いに手をとりあって、再会を喜びあったのは言うまでもない。
入院中に、彼女からたくさんの励ましをもらった。もしかしたら、症状はわたしより、厳しかったかもしれない。なのに、なぜか彼女と話していると、穏やかになるし、元気が出る。
それは、
希望へ真っ直ぐだからかなあ。
希望という言葉を口にされるわけではないのに、本当に彼女から希望を感じるのだ。
希望という言葉が入ったタイトルの絵本は意外となくて、
「希望の牧場」のご紹介。2011年、東日本大地震の後の原発事故後、330頭の売れない牛たちにえさをやりつづける牛の世話をする牛飼いさんの話。「だって、牛にえさやらないと。オレ、牛飼いだからさ」
この人も希望へ真っ直ぐさを感じます。
作:森絵都、絵:吉田尚令 「希望の牧場」より