児童書。4年生の4人組の話である。
小さい時から仲良しで、この夏休みに冒険しようと計画する。
ただ、4人組の中の一人は筋ジストロフィーの子どもで。小さい時から一緒にあそんでいるので、病気のこともある程度は理解していて、進行性の病気故の本人の覚悟とそれを支える友だちがとても自然体である。
そして、この物語の特徴として、一切、親御さんが出てこない。
橋の上から、川へ飛び込むことも。棚田のてっぺんまでいって、おばけとちのきに出会うことも。
病気の子と一緒に行動するなんてと思ってしまう。でも、3人の支え方がとても素敵だ。
機会があれば、是非、読んでみてください。
作:最上一平 絵:マメイケダ 「じゅげむの夏」より