さよなら、ピアノ 2020年8月31日 tane-pokettoのほ・ほん日記 ワタシの最初のピアノの先生はカステラを上品に食べる人だった。 いつもきれいなハンカチを持っていた。 実家のピアノを処分することにした。 もう、半世紀以上も前のピアノは今日、無事、搬出された。 お別れに、ちょこっと弾いてあげればよかった・・・ 生前の父に、大好きな「星影のワルツ」や「北国の春」など、弾いてあげたら、喜んでいたことをふと思い出した。にこにこ頷くだけで、もう歌うことはできなかった。10年くらいも前のこと。 ブロンズ新社「ピアノはっぴょうかい」より 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) 関連