大好きなおばあちゃん

ワタシもおばあちゃんだけど、わたしのことではない、わたしのおばあちゃん、つまり、50年くらい前に旅だった人である。

思い出すのは、ワタシが小学校に行くときに、ずっと見送ってくれたこと。いつまでもいつまでも。振り返ると、まだ立っている。

寝るときはいつもワタシと一緒で、一つの布団で寝ていたから、いま思えば、きっと、おばあちゃんの背中は布団が無かっただろう。でも一緒がいいと。おばあちゃんが。

おばあちゃんの焼きうどんがおいしかった。

それから、或る日、ワタシは高校生になって、おばあちゃんの療養所にお見舞いに行った。

 

隣のベッドが空いていたので、一晩泊まることになった。(なんかゆるかったんだね当時は)

たくさん、おばあちゃんとおしゃべりして、眠った。

そして、ふと気がつくと、なんと、おばあちゃんがワタシの布団をかけ直してくれていた。おおなんてこった!!ワタシが介護しに言ったのに。ああ~それにしても、愛情深いひとだった。

おくはらゆめ「シルクハットぞくは よなかの いちじに やっってくる」より

 

救急隊員のことば

「お母さん、がんばりましたね」

「お父さん、大丈夫ですか」

がれきの下から、やっと救助された高齢者の方にかけた、救助隊員の言葉。助かった方はいずれも80代くらいの方で、おばあさんやおじいさんなのだけれど、声かけが、「お母さん」や「お父さん」の方がいい感じがする。本人がお母さんやお父さんの経験がなくても。名前が分からないときの声かけは難しい。

知らない人様から、おばあちゃんとか、声かけされると、私は違和感を覚えるのです。

孫と身内は別です!!「おばあちゃん、おばあちゃん」と連発されるのもうれしい。

ホンマジュンコ「梅さんと小梅さん 親友はおばあちゃん」より

あじのフライ

九大病院を出て角っこの大賀薬局にお薬をもらいに行くと、隣のお店でいつも行列ができている。

いつか、食べたいなぁ と思っていた。昨日はチャンス!ちょっと食欲もあるし、体調もまあまあ。

よし!並ぼう。

意外と小さなお店で「アジフライ定食」が一番人気。ふっくらと揚げたてのアジフライにたっぷりのタルタルソースをかけていただく。お店の名前も『たるたる食堂』。(アジフライにはしっぽがついてない!)

美味しかったあ~

お店のスタッフは女性三人だった。みんなクルクルとよく動いてあった。忙しく立ち働けることはうらやましいと思う。

君は何もの?

体重1385グラム、胴回り43㎝

その名はー ばんぺいゆ(晩白柚)

熊本は八代の特産品だ。なかなかスーパーでは見かけないかも。

お土産にもらった。その存在感がうれしい。

皮をむくのは分厚くてちょっと難儀だが、柑橘類は好きなので、超おいしかった!!

それにしても、この実をつける木の幹はどんなに大変なことだろう。晩白柚のなる木を観てみたい。

「いっぱい わらおう いっぱい うたおう」

そして、「いっぱい かたりあおう」。

今年の個人的テーマです

全部、人と関わりながらしかできないこと。

「いっぱいうたおう」は一人でも、口ずさむ歌があればいいのだけど、私の好きな歌はなんだっけ?

最近は自分でも忘れているけれど、私は音楽の先生だった。だからみんなで合唱することも好きだ。それにしても、わたしの好きな歌は?

人はだれかとしゃべっていると元気になる。お互いを傷つけないおしゃべりは滋養になる。

さあ、今年は「いっぱい わらおう いっぱいうたおう そしていっぱいかたりあおう」

ぶん:山下洋輔、え:元永定正、構成:中辻悦子 「もけら もけら」より

「ねとき」

年末に、正月の花を生けたとき、後片付けはするけん、「ねとき」。台所で、がめ煮と菊花かぶを一緒に作った後も、「ねとき」。

私の身体がよろよろしているのがわかるから「寝て休んでていいよ」「寝とっていいよ」が「ねとき」になる。

夫の有りがたい言葉だ。

正月開けても、大好きな編みものや読書ができなくてウダウダしていると「ねとき」。わたしサイズのソファでしばらく休むと少し回復する。

しかし、新しい年を迎えられたことに感謝したい。新しい日記帳(手帳)の1ページを記入できたこともうれしい。

身体はこんな状態ですが希望を持って治療を続けます。絵本屋もゆるゆると今までのテンポで営業できたらいいなと思います。

 

「きみがしらない ひみつの三人」頭と心と体の不思議な働きを描いてあります。今は心に響きます。前はそうでもなかったけども・・・・。

作・絵:ヘルメ・ハイネ 訳:天沼春樹 「きみがしらない ひみつの三人」より

オープン ザ カーテン!

年末に再度入院して、検査をしてもらった。

今までは、外科病棟だったけど、今回は内科。

外科病棟の場合は手術前手術後の人が多いこともあって、ベッドの周りのカーテンはみんな締め切っている。コロナかの影響もあったかもしれないけど。

さて、内科の場合は、四人部屋で何とカーテンが開けっぴろげでびっくり。廊下側も窓側も。

明日に手術を控えた人も、生死をさまよった話をしてくれた人も、明るく笑っておしゃべりをするお部屋だった。検査とは言え、不安感が大きかったけれど、おかげでずいぶん気が紛れて有り難かった。

どうか、皆さんお元気になられますように。そして、病院以外のところでお会いできたら、うれしいな。

文:前田 海音  絵:はた こうしろう 「二平方メートルの世界で」より

あきちゃん日記② お誕生会

好きな食べ物は?

「いちご」

大きくなったら何になりたい?

「おとどけものやさん!」

4才のあきちゃんはおとどけものやさん?と保育士さんの確認に、こっくり。

12月生まれの誕生会でのこと。

他の子は「プリキュアになりたい」、「仮面ライダーになる」との答え。

リハーサルなしの「おとどけものやさん」の答えにママもびっくり

宅配便のお兄さんみたいになりたいのかな?

それともサンタクロースになりたいのかな?

 

いずれにしても、幸せを運ぶひとになってね!

おばあちゃんは いつも あきちゃんに笑顔のプレゼントを届けてもらっているよ。

ありがとね!