知っている ということ。

これは? 「かめさん‼」

2歳児さんくらいに絵本を読んでいると、『知っている』『わかった』その瞬間に体がぴょんと反応しながら答えてくれることがある。クイズ番組のピンポーンと同時に答えるみたいに。

知っている ということが、とっても嬉しくて、褒められるとまたうれしくて。こうして、言葉を獲得し、知識を増やしていくのだろう。

 

最近は、思い出せない言葉やことが次々にあって、自分にがっかりだ。新しい言葉に出会ったときや感動した時は、無理にでも、ぴょんと体を浮かしてみようか

幻冬舎「うしろにいるのだあれ」「うしろにいるのだあれ うみのなかまたち」より

雪だるまが 持っている花は?

お話会では、ママさんたちも離れて座られるので、子どもたちもほどよく離れています。始めだけはね。

お話会を少人数の予約制にしてからは、その子なりが少しは分かるので、できるだけ、子どもたちが興味を持っているものと新しい分野のもの、そして、季節ものを事前準備する。ソーシャルデイスタンスの意味もあって、離れていても見えるように『Big Book』も積極的に使っている。

でもー、小さい部分に気づいたり、迫力があったりで、結局はでっかい絵本に近づいてくるのでした~。

今日は2,3,4才の3人。それぞれの興味関心が違うので、バランスを取りながら、プログラムを考えたつもり。ちょっと盛りだくさんだったかな

 

「たんぽぽ」甲斐信枝

「くれよんのくろくん」なかやみわ

Big Book

「くだものいろいろかくれんぼ」いしかわこうじ

「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」間瀬なおかた

★やまのえきで雪だるまが持っていた花は、うみのえきの菜の花です

「きょうりゅうのおおきさ」

★4才児さん、ほとんどの恐竜の名前を言えました。すごい!

 

3月のおはなし会

3月のおはなし会を以下の日程で行いたいと思います。

〇 たねっぽ おはなし会

 新型コロナ感染予防のため、各回とも3組様までとさせていただきます。)

期 日 :

0,1才 3/2(火), 16(火)

1,2才     3/3(水), 17(水)

3才~     3/13(土), 27(土)

時 間 : 各回 11:00~

※今月も、事前にお申し込みをお願い致します。

 

〇 大人のおはなし会 (茶菓代200円)

新型コロナ感染予防のため、各回とも5名様までとさせていただきます。また、予定の変更もあります。)

期 日 : 3/8(月)

時 間 : 各回 10:30~

※今月も、事前にお申し込みをお願い致します。

歌うと泣けてきます。

ニジノ絵本屋「そしておめでとう」より

卒業ソングは数あれど、親又は先生からの卒業メッセージの歌はあまりないように思う。

この曲は明らかに、「おおきくなったね~」感無量の親や先生の思いが伝わってくる。

0才からの保育園だと6年間、我が子を思い出しても、今年、卒園の孫を思っても、歌いながら泣けてきます。

それにしても、このご時世、卒業式や入学式などのお祝いの行事が滞り無く行われますように。

そして、幼い人たち、若い人たちの希望の春でありますように。

今から、大きな音がしますよ。ゴ~~ン♪

動いてもらっても、時々合いの手を入れてもらっても、大丈夫ですよ。ストーブに気をつけられてね。

お寺さんでの法要で、幼児(1才)の参加に対しての配慮がやさしい。

更に、お経が始まってすぐに、「今から大きな音がしますよ」と、わざわざ予告してくださった。急に大きな音がするとびっくりすることがあることを想定してのこと。確かに、ゴ~~ンで孫は目が丸くなった。

そして、お言葉に甘えて、なんと南無阿弥陀仏を聴きながらの歩行練習おかげで、初めて2歩、3歩と歩くことができた。ひいおばあちゃんと優しいご住職に見守られて、母の命日が孫の『あんよ記念日』になった。

 

記憶に残るということ

中学3年のざわついた教室に、自習監督の若い女の先生がはいってきた。非常勤の先生で学年担当でもなかったので、みんな知らない。社会担当らしいが、社会のある日でもなく、課題もだされてなかった。すると、その先生は「では本を読みます」とかなんとか言って・・・えー!みんな聞くわけないやん。このクラスで自習万歳の時間に、と内心思ったが、どういうわけか、やんちゃな男の子たちもなんだか神妙に聞き入り。静かなその朗読の声がちゃんと聞き取れるのは、奇跡だと思った。だから、とても、記憶に残っている。その本の題名は森鴎外の「高瀬舟」。

○○中学校始まって以来の最低最悪だと校長先生は学年集会で言ったけど、クラスのほとんどの生徒がこの「高瀬舟」を聴くことができた。やっぱり、奇跡だ。

教科書以外の本を先生に読んでもらったのは、この時が初めてだった。そして、この1回だけだったように思う。

そういえば、今年の冬は編み物をしなかった。

なんでかな?

忙しかったっけ? 昨年の冬の方がいろいろあって、大変だった気がするのに。

毛糸の編み物は秋ごろから始めると、大作の場合、春が近づいて、間に合わなくなることがある。

若いころの経験です。

ここ数年は、生まれてくる孫たちのためにおくるみやベストなどを編んだ。

赤ちゃんの物は洗濯機で洗える方がいいし、毛糸で編んだものは使い勝手としてはねぇ今いち。

わかってはいるけど、編んでるときに幸せを感じるのです。わが子のときもそうだった。

冬生まれの長男は、生まれるまで、男の子か女の子かわからなかったから白の毛糸で、サックコートや帽子や靴下を編んだ。二人目はクリーム色で、三人目は待望の女の子だったから、ベビーピンクで。4人目はえーっと、ごめん、赤ちゃんの物は編まなかったかも。でも、マフラーとかは編んであげたよね。

春が来る前に、ちょこっと編みたくなったなぁ。

ほるぷ出版「しずかに あみもの させとくれー!」より

 

堂々の入場であります。

ママと手をつないで、あんよしてくるのは1歳1か月のRINくん。

今日はいいお天気で、少しだけ寒さも和らいだので、お外もちょこっと歩いて、お店の中へ。

うれしさでいっぱいの、にこにこ顔。なんだかとっても誇らしげ。

歩けるようになるってすごいことだよね。生まれて1年間の成長のすばらしさに、改めて感動してしまう。

振り返って、ワタシの1年間は? はて? 日々、老化へ向かってあらら~ 過分な栄養だけを吸収し、必要な脳の活性化は置き去り。反省だ。

1歳児には負けるけど、ワタシも日々、好奇心を持ち、一歩一歩、足元に気を付けながら歩いて行こう。

小峰書店「みんなあかちゃんだった」より

たこ焼きとおつかい

ホットケーキやお好み焼きやたこ焼きなど、粉ものがすき。

先日もたこ焼きを焼いた(お父さんが)。孫用には、たこではなく、チーズやチョコを入れたので、もはや「たこ焼き」ではないが。

たこ焼きの絵本といえば、くすのきしげのりさんの「しょうじき50円ぶん」。たこやきやのおっちゃんとの会話が関西弁で楽しい。おつりを多く、受け取ってしまった兄弟は、考えた末に正直に50円を返しに行きます。そして、おっちゃんは二人に正直50円ぶんの粋な計らいをしてくれます。

正直な心にすがすがしさを感じる絵本だけれど、お店屋さんでの、大人と子どものやり取りが素敵だ。最近の子供たちには、なかなか経験できないのではないだろうか。スーパーのレジでは現金よりもカードの支払いを見ることが多いかもしれない。スーパーや個人商店でのお使いの経験を見守ってあげられる大人でありたいものだ。

あかつき「しょうじき50円ぶん」より

福音館書店「はじめてのおつかい」より