あら、今日はパパさんおひとり?

週末しか会えなくなる娘さんのために、絵本をまとめ買いしたいとのこと。

毎週会いに行くときに、一冊ずつ持っていきたいのだそうだ。

なんて素敵なアイディアでしょう!

実は、6月の出産に向けてママさんと一緒に里帰りするCHINAちゃん、もうすぐお姉ちゃんだね。

4歳のワタシにちょうどいい絵本を、パパさんと一緒に選びましたよ。毎週楽しみにしてくれるといいな。

パパさん、少しの間、寂しいですね。でも、週末会いに行ったときのCHINAちゃんの笑顔が目に浮かぶようです。

どうぞ、無事に元気な赤ちゃん(弟くん)をご出産されますように。

孫の手とおなら道

『おなら』と言う言葉が大好きなお年頃。

接頭語、接尾語に『おなら』をくっつけてはきゃらきゃらと笑う。

♪歩こう、歩こう、わたしはおなら~♫ やれやれ・・・

孫は今6才、いつまで手をつないで歩けるだろう。

 

道ばたのクローバーを見て、「4つ葉のクローバーを見つけたら、願いごとがかなうらしいよ」

と。そんなこともいつの間にか知っている。何を叶えてほしい?と聞くと、

「つっくんと2人でシーソーにのりたい」「前とか後ろに誰も乗らないで、2人で乗りたい」

へ?・・ なんとささやかな願いごと。

4つ葉のクローバ-が無くたって、学校の運動場のシーソーぐらい、いつでも乗れそうなものだけど、クラスが違う友達だから、意外とチャンスがないらしい。そっかぁ。切実な願いだね

『おなら道』を歩いて家の近くまで送り届けると、「もういいよ。じょうきょうはボクがせつめいできるから」と気の利いたことを。つまり、おばあちゃんのうちで何をして過ごしたか、パパに話ができると言いたい。

「はいはい、じゃあね」。思っていることや、言葉や行動がでこぼこして、なんともかわいい。

小学館「6さいのきみへ」より

ボクがストップっていうまで。

新一年生の孫の登校。

黄色い帽子と黄色いランドセルのひよこさんたちが、ご近所に4,5人いて、ラッキーで安心と思うのは大人の都合でした。「ボクはひとりでいきたい。」

かといって、実は一人も心細い。ボクがストップっていうまで、お見送りしてほしいとのこと。

玄関から右へ行けばリンゴコースで西門へ。左へ行けばバナナコースで東門へ。

ほぼ同じ距離。バナナコースは途中の無人野菜販売所が気になるが、中学生の登校に逆らって歩くので、ちょっとわずらわしい。リンゴコースは、側溝の蓋の隙間にはさまった石が落ちそうで落ちないのを確かめたり、駐車場に止まっている赤い車のフロントガラスの日よけが顔になっていることを教えてくれる。そして、「ストップ」がかかる。「もういいよ。いってきまーす」

彼が2才の頃、大好きだった絵本は「くだものいろいろかくれんぼ」。リンゴはリンゴン。バナナはナナナって言っていた。大きくなったね。

ポプラ社「くだものいろいろかくれんぼ」より

5月のおはなし会

5月のおはなし会を以下の日程で行いたいと思います。

〇 たねっぽ おはなし会

 新型コロナ感染予防のため、各回とも3組様までとさせていただきます。)

期 日 :

0,1才 5/11(火), 25(火)

1,2才 5/12(水),26(水)

未就学児 5/8(土), 22(土)

時 間 : 各回 11:00~

※今月も、事前にお申し込みをお願い致します。

 

〇 大人のおはなし会 (茶菓代200円)

新型コロナ感染予防のため、各回とも5名様までとさせていただきます。また、予定の変更もあります。)

期 日 : 5/10(月)

時 間 : 各回 10:30~

※今月も、事前にお申し込みをお願い致します。

さりげなく、通り過ぎるかと思いきや。

なんと、3周年記念イベントを行うことになりました。

手づくり絵本作家 しまし乃さんによる「ぽけっとの中の時のかけら展」!!

丁寧に手づくりされた、世界にひとつだけの絵本を、たくさん展示します。

日時:5/14(金)~5/18(火)

会場:えほんやたねぽけっと「おはなしのへや」

 

コロナのことが心配です。今のところ、予約制は考えていませんが・・。

もしかしたら、状況によっては時間を区切って予約制もあるかもしれません。安全第一で楽しんでほしいと思っています。とても素敵な世界ですから、ゆっくりたっぷりと。

 

後日、作品の一部とあんこだいすき『しまし乃』さんを、ブログやインスタで紹介しますので、お楽しみに。

ものは試しから、積み重ねて・・ネーミングまで。

『ものは試し』で始まった「大人のおはなし会」もおかげさまで25回を迎えました。今は第2月曜日を定例として、5名様までのご予約をいただいて行っています。

 

絵本を人から読んでもらう経験を初めてされる方もあります。

絵本に深い愛情を持ってある方もあります。

いろいろな方が混じり合って、絵本のことを語り合う、楽しいひとときです。

読書会のような(読書会に参加したことはありませんが・・)前もって課題図書があったり、自分の意見を発表しなければならなかったりということはありません。

手ぶらでもよいし、ご紹介したい絵本があれば、ぜひ持参されても。

 

昨日、発表しようと思って、タイミングを逃してしまったのですが、「大人のおはなし会」のネーミングは・・・『いねの会』にしようと思います。いねは稲なのですが、いのちの根という意味だそうです。

「たねぽけっと」の種にもつながるので・・・

 

実は、26回めは4月16日(金)に行います。この日は「語り」をされる方においでいただきます。絵本と語りの日になります。参加はあと1席になりました。どうぞ、電話でお問い合わせ下さい。

5月は10日(月)連休明けの日になります。どうぞ、ご参加お待ちしております。

 

昨日読んだ絵本は

「マスクをとったら」いりやまさとし

「森の絵本」長田弘:文、荒井良二:絵

ポプラ社「せかいでいちばんうつくしいぼくの村」小林豊

評論社「オスカーとフー」テオ:文、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット:絵、さくまゆみこ:訳

 

 

「セミくん いよいよ こんやです」

まだ、カレンダーは4月だけど、絵本「セミくん いよいよ こんやです」を6歳の孫に読んであげた。絵本ではセミの幼虫が羽化するところが、かわいいイラストで描いてある。幼虫が土の中で何年過ごすかは書いてなかったので、「7年も地下で過ごして、地上では1週間の命だって聞いたことがあるよ」と伝えたけれど、曖昧だったので、スマホにきいてみた。すると、7年も地中で過ごすセミの幼虫は日本にはいないそうで、アブラゼミで3,4年らしい。

すると、「おばあちゃん、ちょっと貸して」とスマホを手に取ると、マイクマークを押して「セミが、ぬけがらから出るところ」と宣い、早速、動画で確認していた。リアルな羽化のシーンがでてきた。

図鑑もなにも使わず、ちゃっちゃとスマホで解決。『はあ~なるほどね』今どきのお子様はこうなのであります。うーん、なんだかなぁ。

教育画劇「セミくん いよいよ こんやです」より

「ぼくのばしょなのに」

お月さまにちなんだ名前をつけたいので、お月さまの絵本を・・・と。

覚えています。「パパ、お月さまとって!」を手に取られていらっしゃいました。その時のおなかの中にいた赤ちゃんが、目の前に。そして1歳7ヶ月って。まあ、びっくり。はじめまして赤ちゃん、ようこそ。パパさん、ママさん、お久しぶりです。

東区に越してきたからと、たずねて来てくれて嬉しいです。

ちょっと大きい子のお話会の時間になってしまって、ゆっくり、お話できなくてすみません

夏にはお姉ちゃんになるんだって?

お姉ちゃんになるための絵本は・・・。むしろ、パパやママさん自身がお姉ちゃんの気持ちを支える絵本として読んでもらいたいです。

「ちょっとだけ」や「わかってるって」などありますが、刀根里衣さんの「ぼくのばしょなのに」もおすすめです。ぺんぎんのククーが、おにいちゃんになるので、たまごにその場所をゆずらなければなりません。いじけたククーにパパとママはクイズをだして、どんなにククーのことが大切で大好きかを伝えます。この絵本もやっぱり、パパさんママさん向きかな。

NHK出版「ぼくのばしょなのに」より

夕日の国

もしかしたら、咲子は、はじめから、夕日の国の子どもだったんじゃないかと。

 

安房直子さんの児童文学作品「夕日の国」の最後の部分です。

「夕日の国」は『なくしてしまった魔法の時間』におさめられています。咲子という名前は、若くして、旅立ってしまった、姪の名前と同じで・・・。ふと、姪も、このお話のように夕日の国の子どもだったかもと思えてきます。

安房直子さんの作品は「きつねの窓」を知っている人もいるかな? きつねが指を紺色に染めてくれるはなし。小学校中・高学年くらいから、出会ってほしいな。

偕成社「なくしてしまった魔法の時間」より

めんどくさいって何?

あ~おばあちゃんのつぶやきを、聞き逃さなかった6歳の孫

もしかして、「めんどくさい」を6年間の人生で使ったことがなかった? だとしたら、この言葉は覚えなくていいからね。

やりたかった工作が途中で分からなくなると、スマホで検索してと孫はいう。

確かに、動画はわかりやすい。一見すると、簡単そうにも見える。お料理のレシピでもいえることだが、ちゃっちゃと簡単にできてしまうように見えても、実はそんなに時短でできるものではないのだ。

両方とも動画はテンポを速めてあるからね。実際には準備もいるし、時間もかかるのだよ。

「めんどくさいって何?」と聞かれて、「ちょっと複雑って意味だよ」実は煩わしいも。

「めんどくさい」をポジティヴに言い換えると? ん~今は付き合ってあげられない。

しかし、そんな時でも、じいじはエライ!! ちゃんとパソコンの画面をにらみながら、最後まで孫に付き合って完成させた。それは「マジックスクリーン」(色が消える仕掛け絵)。それを横目でチラチラ見ていた4歳の弟は、最初はお兄ちゃんと同じものが作りたいのだけど、考えるより行動派で、色画用紙・クレヨン・はさみ・のりを駆使して何やら自分なりに作って、満足して持ち帰っていった。これはこれでよし。

小学館「コんガらガっちあっちこっちすすめ!の本」より